こんにちは! わきぞの薬局です
いよいよ明日、2025年7月5日を迎えますね。
漫画家・たつき諒先生の『私が見た未来』をきっかけとした「予言」について、最近テレビやインターネットで目にする機会が増えたのではないでしょうか📖
たつき諒先生は『私が見た未来』にて2011年3月11日の東日本大震災を予言していたと言われ、話題になりました。そして、その後の2025年7月5日になにかが起きる、とも言われています。
また、そのあとに『天使の遺言』も最近、自費出版されました。 (どちらもわきぞの薬局にありますので、気になる方はおっしゃってくださいね✨)
連日のようにメディアで特集が組まれると、どうしても気になってしまい、「本当に何か起こるんだろうか…」と不安な気持ちになってしまいますよね😥
その不安に重なるように、最近のトカラ列島での群発地震、そして昨日(7月3日)の鹿児島県十島村での地震…😟 皆さんも心配されていることと思います。
💡 予言の真偽より、いま私たちが目を向けるべきこと
まず、話題になっている予言は、作者の方が見た夢が元になっており、科学的な根拠があるわけではありません。
明日、何かが起こるかもしれないし、いつもと変わらない穏やかな一日が来るかもしれません。
私たちが本当に目を向けるべきは、予言が当たるか外れるか、ではありません。
「この日本において、地震や災害のリスクは予言に関係なく常に存在する」ということ⚠️
この厳然たる事実です。
最近の地震は、そのことを私たちに改めて教えてくれています。 ですから、この機会を**「家族や自分自身の防災意識を高め、具体的な行動に移すきっかけ」**と前向きに捉えることが、何よりも大切だと私は考えています💪✨
🌿 不安が引き起こす「体の不調」とセルフケア
ここで一つ、知っておいていただきたいことがあります。 こうした不安やストレスが続くと、私たちの体は常に緊張状態になり、「自律神経」が乱れやすくなります。自律神経は、内臓の働きや血圧、体温などをコントロールするとても大切な神経です。
「なんだか頭が重い…🤕」「めまいや動悸がする…」「胃腸の調子が悪い…🌀」「夜、眠りが浅い…😴」 もし思い当たる節があれば、それは心が体に送っているサインかもしれません。
そんな時は、意識的に心と体をリラックスさせてあげましょう。
- ゆっくりと深い呼吸をする(特に息を長く吐くことを意識して😮💨)
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる 🛁
- 軽いストレッチで体の緊張をほぐす 🧘♀️
- 寝る前の1時間は、ニュースやスマホから離れてみる 📵
こうしたセルフケアで、高ぶった神経を少し落ち着かせることができます。また、症状によっては漢方薬がお役に立てることもありますので、気になる不調があれば、いつでもお気軽にご相談くださいね😌
✅ 不安を行動に!今日からできる『もしも』の備え
不安を具体的な行動に変えることで、心は少し軽くなります。基本的なことですが、もう一度家族みんなで確認してみませんか?
1.避難場所とハザードマップの確認 🗺️
- ご自宅や職場に、水害や土砂災害のリスクはありませんか?
- 最寄りの避難場所はどこか、実際に歩いて確認しましたか?
2.家族との連絡方法とルールの確認 👨👩👧👦
災害時は電話がパンクして使えないことが多いですが、LINEなどのテキストメッセージは比較的繋がりやすいことがあります。
- 連絡手段の共有 📞:災害用伝言ダイヤル(171)の使い方や、安否確認に使うSNSなどを決めていますか?
- 安否確認の「合言葉」 🤫:素早く状況を伝えるシンプルなルールを決めましょう。
- 例:「(名前)です、無事です、自宅にいます」「(名前)です、無事です、〇〇(避難所)に向かいます」など。
- 安否確認の「担当者」 🙋♀️🙋♂️:誰が代表で171に登録するかなどを決めておくとスムーズです。
- 「集合場所」を3段階で決める 📍:状況に応じて集まる場所を共有しておきましょう。
- レベル1(直後用): 家の近くの公園や広場など
- レベル2(避難生活用): 指定緊急避難場所や避難所
- レベル3(広域災害用): 市外・県外の親戚や友人の家
3.非常用持ち出しバッグの点検 🎒
- 中身は揃っていますか?
- 食料や飲料水の賞味期限は切れていませんか?
【最重要】💊 薬剤師から皆さまへのお願い
そして、ここからが私たち薬剤師として、特に強くお伝えしたいことです。 災害時の医療の備えは、命に直結します。
1.『お薬手帳』は最強のお守り!🛡️
災害時、かかりつけの病院や薬局が機能しないかもしれません。そんな時、お薬手帳があれば、あなたが「いつ・どこで・どんな薬を」飲んでいるかが正確に伝わり、避難先でもスムーズな医療を受けられます。
紙のお薬手帳のコピーや、スマホで全ページを写真に撮っておくだけでも、立派な「お守り」になります。📸 (マイナンバーカードへの紐付けも進んでいますが、災害時にはネットに繋がらない、端末が使えないといった状況も十分に考えられます。📶❌)
2.ご家庭の「常備薬」を見直しましょう 🩹
軽い怪我や体調不良にすぐ対応できるよう、ご家庭の救急箱も点検してみてください。
🏥 (例:解熱鎮痛剤、胃腸薬、かぜ薬、絆創膏、消毒薬、湿布など) 何が必要か分からない場合は、いつでもお気軽に私たちにご相談ください。
最後に… ✍️
私たちは東日本大震災のあと、伝言ダイヤルの使い方、もしもの時の優先度、合流地点、連絡手段などを家族で改めて話し合いました🗣️。こうした準備や話し合いが、少しの安心や“もしも”への大きな対策に繋がると実感しています。
明日、世界がどうなるかは誰にも分かりません。 しかし、私たち自身と大切な家族を守るための「備え」は、今日この瞬間からでも始められます。
今日を良い機会ととらえ、家族で災害時の見直しをしてみてはいかがですか?
ちょっとした不安や病気のこと以外にも、災害時の備えや心の持ちようなどもいつでも相談してください✨
過度に恐れることなく、しかし油断することなく。 この記事が、皆さまの不安を「冷静な備え」へと変える、ほんの少しのきっかけになれば幸いです。